【MultiCulture】歴史を歩む2


(Quebec City Market)

Chapter 2

ニューフランスの父
サミュエル・ド・シャンプレーン(Samuel de Champlain)

17世紀の初め、フランス人がセントローレンス川に戻ってきたのは、単にルアン商人たちの目先の利益への期待のみならず多くの典型的な野望からです。それらすべてを具現していたのは、毛皮交易会社の主要代理人であり、ニューフランスの「真の建設者」であるサミュエル・ド・シャンプレーンでした。

シャンプレーンは極めて信仰心があつく、アンリ4世と同様、プロテスタントから改宗してきたカトリック教徒でした。ラロシェル(La Rochelle) 近くで航海業を営むブルジョワ(Brouage, France)の家庭で生まれ育てられた彼は旅行記を作成し、同時には卓越した観察者、地図作成者、船長でもあって、その功績によって王室地理学者の地位を得ました。

シャンプレーンは1603年からおじさんに連れてて北アメリカの探険を始めました。1604年から1607年の間に、彼は北フロリダにある最初の探険と開発に参加しました。

1605年、フランス人はアカディア(Acadia)にあるアナポリス渓谷のポール・ロアールに植民地を建設しました。この植民地は何とか存続して、フランス帝国の北アメリカ戦力上重要な位置を占めることになるのだが、当時シャンプレーンはその地にも南の岩だらけのアパラチアの海岸にも、彼が探し求める富や権力の源はないであろうとの結論を下しました。

そこで1608年、彼は軍人兼地理学者の才能を発揮し、セントローレンス川の川幅が狭くなっており、ディアモン岬が威容を誇っているケベックに拠点を置くことにしました。そこに彼は粗末な木の要塞を築き、後にはケベック・シティーとして知られました。

彼は当地のアルゴンキン(Algonquin)族と友好関係を保ち、1609年にはオタワ川、ジョージ湾、オンタリオ湖、さらにセントローレンス川の南のシャンプレーン湖に至る一連の大胆な探検を開始しました。彼は五大湖(Great Lakes)を探険した初めてのヨーロッパ人であり、そして周辺の地図を初めて描いた人でもあります。

1620年、フランス国王のルイ13世の命令によって旅を終了したシャンプレーンはケベック・シティーの戻り、そして町の建設に力を入れました。沢山の側面から見ると、シャンプレーンはニューフランスの支配者に見えるが、貴族出身ではなかった彼は正式な統治者になれなかったです。彼は後の人生に会社を立ち上げ、商品の売買、主に毛皮の交易をやっていました。彼は毛皮をフランス本土へ売りながら、1635年までニューフランスの成長を見守っていました。



(Lake Champlain)

ニューフランスの父、そしてアカディアの父としてシャンプレーンは今日でもカナダ人に記念されているのです。沢山の場所、街道、建物も彼の名で命名されています。その中有名なところを、以下で紹介していきたいと思っています。

シャンプレーン湖(Lake Champlainアメリカのバーモント州、ニューヨーク州およびカナダのケベック州の境界にある自然淡水湖です。大半はアメリカ領内にありますが、カナダに対しても非常に重要な湖です。
詳細:https://en.wikipedia.org/wiki/Lake_Champlain#History

ケベックシティ旧市街(Historic District of Old Quebec):17世紀にフランスの探検家サミュエル・ド・シャンプレーンが毛皮商を営み、植民地を築き上げ発展させた街で、北米で唯一の城壁都市としてユネスコの世界遺産にも登録されています。(注:城郭都市は城壁で周囲を囲み堅固に防御した都市のことです。)

サミュエル・ド・シャンプレーン州立公園(Samuel de Champlain Provincial Park):オンタリオ州にある州立公園です。17世紀初めてのフランス探検家サミュエル・ド・シャンプレーンの名で命名した公園です。景色が有名で、夏にはキャンプの名所になっています。乗船、ハイキング、水泳、バードウオッチングなど沢山のことができ、ファミリーで休日を過ごすのに適切な場所です。
住所:6905 Highway 17 east PO Box 147, Mattawa, P0H 1V0
公式サイト:https://www.ontarioparks.com/park/samueldechamplain

ダルム広場(Place d’Armes)サミエル・シャンプラン像:ケベック旧市街の東側にあります。
住所:18-20 Fort St. Québec City, Québec

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