トロントの交通(TTC・地下鉄編)
- 2017/6/14
- 都市情報
地下鉄は本当にシンプルで、主要な路線はフィンチ(Finch)とダンズビュー(Downsview)間の南北をUの時に結ぶ「ヤング・ユニバーシティライン(Yonge University Line)」とケネディー(Kennedy)とキプリング(Kipling)間の東西を結ぶ「ブロア・ダンフォースライン(Bloor Danforth line)」の2系統になります。この他に、ドンミルズ(Don Mills)とシェパードヤング(Sheppard Yonge)を東西に結ぶシェパードライン(Sheppard Line)とマッカワン(McCowan)とケネディー(Kennedy)を東西に結ぶスカボローRTライン(Scarborough RT Line)が4路線だけです。日本の複雑な地下鉄に慣れている方であればとても簡単に思えるはずです。
地下鉄の乗り場には、
この様なマークがついているので直ぐに見つけられると思います。
乗車方法は現金とデイパス、トランスファーカードで乗り継ぐ方は有人改札のみ、メトロパス・ウィークリーパスとトークンの方は有人改札に加えて自動改札も通れます。また、プレストカードの方はプレストカード専用のカードリーダーが付いている自動改札のみ利用可能です。自動改札を通る時はトークンは自動改札のBOXに入れる、メトロパス・ウィークリーパスは自動改札にスキャン(通す)する、プレストカードはタップイン(タッチ)をしてから改札のバーを押して回転させて中入ります。最初の出発地で改札横の赤いBOXから「トランスファーカード」を取り忘れない様に注意してください。地下鉄の路線図が必要な方は有人改札で無料で入手出来ますので立ち寄りましょう。後は電車に乗るだけですが、基本的にホームには駅員はいません。ホームも薄暗い事が多いので治安に不安がある方は「DWA(指定待機区域)」と言うマークのそばで電車を待ちましょう。
DWAエリアは、監視カメラや駅員直通のインターホンが付いていたり、照明が他と比べて少し明るかったりと、より安全性が高くなっています。地下鉄内での大きな犯罪はあまりないようですが、スリや置引き、スキミングなどの被害は頻発しているので手荷物には十分注意が必要です。
行先はホームの壁に「EAST BOUND/東行」などの東西南北で表示され、列車は「終着駅」で表示されます。列車が来るまで行先が分かりづらいので、自分が行きたい方面を事前に把握しておく事をお勧めします。列車に乗ったら車内に路線図がありますので方面が合っているか確認してみて下さい。今まで通過してきた駅には「緑のランプ」、これから到着していく駅には「赤のランプ」が付いているはずです。地下鉄はこの4路線だけなので、日本の複雑な地下鉄に慣れている方であればとても簡単です。ホームの電光掲示板であと何分で電車が来るかを知らせてくれますので、しばらく待っていれば直ぐに来ます。後は乗車し、目的の駅に着いたら下車、出口(EXIT)を目指して進み、改札を通る(プレスト利用の方はタップアウト(Tap Out)は不要)だけです。
列車運行時間は、月曜日から土曜日・祝日は午前6時から午前2時頃まで、日曜日は午前8時から午前2時頃までの運行です。特に日曜日の運行開始時間か遅いので、予定を立てる際には気を付けてください。細かい時刻表はありません。「ヤング・ユニバーシティライン(Yonge University Line)」と「ブロア・ダンフォースライン(Bloor Danforth line)」とシェパードライン(Sheppard Line)はラッシュアワー時は2から3分毎、それ以外は4から5分毎に運行。スカボローRTライン(Scarborough RT Line)のみラッシュアワー時関係なく5から6分毎の運行になっています。
TTCの概要・ストリートカー・バスについては下記リンクをご参照下さい。