地平線が果てしなく広がる国

カナダを地上から知る

  カナダは、世界中のロードトリッパーにとって楽園のような国です。世界で2番目に国土が広く、縦横無尽に張り巡らされた道路の総距離は、なんと地球22周分にまで及びます。カナダは国際空港を2つも抱え、ジェット機での往来が絶対に欠かせません。しかし、そんな時代にあえてゆったりと、地上でこの国を体験してみましょう。行く先々、訪れる場所ごとにわずかに異なる文化、風景にどっぷりと浸かって見てはどうでしょうか。最も大きなツアーが、数週間をかけて、世界最長の国道を横断する、大陸横断ツアーです。
  北米で唯一、1年中縦断できる国道をドライブし、北極圏を縦断するのです。東海岸のカボットトレイル、西海岸のシートゥースカイハイウェイ、北米ならではの美しい眺めを見ながら海岸線をひたすらドライブしてみましょう。

ロードトリップの旅行者は、5月から10月の雪がない時期に最も増えます。
この時期にはオートバイのツーリングにも人気があり、ワインカントリーシーズンも全盛を迎えます。
紅葉を見るツアーは9月と10月が一番混雑します。
11月から3月まではカナダ各地の州で雪が降り、ウィンタースポーツのシーズンになります。

ドライブをする際のポイント

カナダはマイルではなく、メートル法を採用しており、通行帯は右側です。
距離はキロメートル(km)、メートル(m)、スピードはkm/hで表記されています。
自動車にはシートベルト、オートバイにはヘルメットの着用が義務付けられています。
ガソリンスタンドはどの道路にもあり、クレジットカード、デビットカードが使用できるところが大半です。
冬道の走行には四輪駆動の車を使う、スペアタイヤやスコップなどを積載するなど、緊急時の備えが必要です。
アルバータ州では、ユネスコ世界遺産ツアーも開催されています。
なんと、アルバータ州には16あるカナダの世界遺産のうち、5つがアルバータ州内にあります。
恐竜たちのふるさとを見たり、州立恐竜公園では化石の発掘までできます。
ロイヤルティレル博物館も見逃せません。

オンタリオ州

オンタリオ州はカナダのワイン生産の中心地となるエリアです。
景勝地であるナイアガラパークウェイを訪れるのであれば是非とも見ておきたいものがたくさんあります。
中でもイニスキリンワインツアーでは、アイスワインの試飲だけではなく、ワインにぴったりな上質なチーズ、チョコレートの試食もできます。
また、オンタリオ州東部では、カヌーやゴルフといったレジャーができるのはもちろん、小さな町ならではのおもてなし、地元で食べられる食材を用いた郷土料理などを食べることができ、都市部とは一味違うカナダの一面を垣間見られます。
カナダ有数の別荘地であるマスコーカ地方は、カナダの風景画家グループ、グループオブセブンの題材となった、のどかで雄大な景色を見られます。

ケベック州

ケベック州シャルルポワには、ユネスコ生物圏保存地域があります。
オートバイツーリングに最適なシャルルポワは、おいしいアルチザンチーズとパンで知られるので、是非とも史跡地区に寄ってみてはどうでしょうか。
イースタンタウンシップスでは、独特な屋根付きの橋を渡り、300年もの歴史を持つ様々な観光名所を見て回れます。
地元に住む人たちと、その生活に触れてみましょう。
ケベック州のグルメは地元の食材、地元のシェフによる最高の料理を楽しめます。
おいしい食事と温かいもてなしを楽しめるかもしれません。

サスカチュワン州

サスカチュワン州の北部、ハイウェイ55では、昔毛皮貿易に使われた貿易路を実際にわたることができます。
湖畔にテントを張り、キャンプをしてみましょう。
また、南部のレッドコートトレイルは、かつて北西騎馬警官隊の国境警備ルートで実際に使われていました。

ニューブランズウィック州

ニューブランズウィック州のファンディ沿岸道路から見える、ユネスコ生物圏保存地域の絶壁、岩層はまさに壮大の一言です。
アカディアン沿岸道路では、新鮮で活きのいいシーフードによって栄えたアカディア文化を垣間見ることができます。

ノバスコシア州

ノバスコシア州では、なんといってもケープブレトン島を一周するドライブロード、カボットトレイルが最大の見どころになります。
全長300キロをほこり、世界各国のライダーたちの憧れの的になっています。
また、ケイリートレイルにはゲール人の文化を見ることができ、ケープブレトン島の歴史的な、伝統のある村々を見てみてはどうでしょうか。
そしてノバスコシア州では、なんと20以上もの歴史ある灯台があり、それを見て回るツアーも高い人気を集めます。
昔の船乗りの文化に触れられます。

ブリティッシュコロンビア州

バンクーバーからウィスラーまでのハイウェイである、シートゥースカイハイウェイをドライブする道中は、エメラルドグリーンの爽快な海から、雪が積もる壮大な山々までを見渡すことができ、とても貴重な体験になります。
また、バンクーバーからバンクーバー島の先まで、海を渡るBCフェリールートでは、公道のドライブに加えてクルージングも楽しめます。
あえてB&Dに泊まって、オカナガン渓谷のワイン生産地やワイナリーを散策するというプランもおすすめです。

ユーコン準州

北米で唯一、年中通ることができ、北極圏を縦断できるテンプスターハイウェイに乗れるのが、ユーコン準州です。
カナダの北限へと向かうには、ユーコン準州から出発しましょう。
ホワイトホースを出て、日が沈むころには、1890年代から時を刻み続けるドーソンシティにつきます。
帰りはクロンダイクハイウェイに乗れば、スムーズにホワイトホースへと戻れます。

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