【世界遺産】ウッド・バッファロー国立公園
- 2017/10/2
- 観光情報
概況
ウッド・バッファロー国立公園(Wood Buffalo National Park, 略称:WBNP)はアルバータ州北東部とノースウエスト準州の南部にある国立公園です。面積は44807平方kmがあって、カナダ国内最も広い国立公園です。同時に、その広さは世界二番目でもあります。ここには世界最大規模のシンリンバイソンの群れが存在し、それを保護するために1922年に国立公園が設立されました。現在、推計で5000頭が生息ています。1983年にUNESCOの世界遺産に登録されました。
公園の標高はリトル・バッファロー川の海抜183mからカリブー山脈の945mまであります。公園の本部はフォートスミスがあり、支部がフォートチペワイアンに置かれています。地勢的に重要な点として、ピース川とアサバスカ川、スレイブ川によってできた世界でも特に規模の大きい淡水の三角州が存在しています。ノースウエスト準州側にあるカルスト地形の陥没穴もまた知られています。
アクセス
年間を通して、ハイウエイ5号線につながるマッケンジー・ハイウエイからフォートスミス(Fort Smith)に行き来することが可能です。飛行機の定期便もエドモントンからフォートスミスとフォートチぺワインに運行しています。冬はアイスロードと使うことでフォートマクマレーからフォートチぺワイアンにアクセスが可能になります。
天候
夏は(6月から8月)は気温が高く乾燥しており、日照時間が長くなります。9月と10月は涼しくなり、気温は11月から3月まで続く冬と同程度まで下がります。3月と4月は日も長くなり、気温も上がります。ここには世界一広い夜の空が見れます。冬になると、銀河の輝きがはっきりと見え、本物の川みたいに感じられます。もし運がよければ、オーロラもここで見れます。
野生動物観察
多種多様な野生動物がいます:ヘラジカやアメリカグマ、狼、オオヤマネコ、ヒグマ、野ウサギ、カナダヅル、シンリンバイソン、ライチョウ、大蛇などがいます。
大量な野生動物が生息しているにもかかわらず、公園内の動物を観察するのが容易なことではありません。足跡や糞などがよくハイキングルートの周りに見かけますが、動物そのものを見るのが少なく、運が良ければ見れる程度です。
この公園が世界に名を知られている最も重要な理由は恐らく、ここにシンリンバイソンが生息してることだと考えられます。世界一大きなバイソン群れがここにいて、バイソンたちは自由に公園の中で移動しています。時々、他の野生動物のように、バイソンもハイキングルートで見られることがありますが、一般的に言いますと、観察することが難しく、管理も無理です。バイソンは基本、自由です。
ガーターヘビもいます。一番知られている越冬地はこの公園のソルト川デイユースアリアになります。このアリアはハヤブサの領域でもあります。
そして、アメリカシロヅルの野生ネスティングアリアもこの公園にあります。アメリカシロヅルとハヤブサは環境変化に敏感なので、現在旅行者はこの動物たちの居住地にアクセスすることができません。
バードウオッチングを楽しめる一番良い場所はピース・アサバスカ・デルタになります。ピース・アサバスカ・デルタは世界一大きい淡水内陸デルタで、春から秋にわたって、沢山の渡り鳥はアメリカの各地からここに来ます。
野生動物観察スポット
ソルト平原(Salt Plains Viewpoint)
カシメ湖(Grosbleak Lake, access form Salt River Trail, South Loop)
スウィートグラス(Sweetgrass)