【Goトランジット（GO Transit）】
出典：GO Transit
Metrolinx社が運行する公共の交通機関です。主に郊外に住んでいる人の足として利用されています。GOトランジットには列車とバスの2種類があり、「GOトレイン」と呼ばれる列車はトロントのダウンタウンにある「ユニオン駅（union）」を起点として郊外の主要な街を結び、その駅から先を「GOバス」と呼ばれるバスでつないでいます。
郊外のGOトレインの駅には駐車場があり、地元の利用者の多くは駅までマイカーを利用しています。「GOトレイン」はディーゼル機関車が２階建ての客車を引っ張るタイプの列車で、現在は全部で7路線あります。通勤で利用している人が多いので、朝・夕の通勤時間帯は特に混雑しています。
TTCと接続している駅は、ユニオン（union）駅、ダンフォース（Danforth）駅、キプリング（Kipling）駅、レスリー（Leslie)駅（GOトレイン駅の名称はブロアー（Bloor）駅）、オリオール（Oriole）、ケネディー（Kennedy）駅。
ただし、TTCの各種乗り物とGOトランジットは無料で乗り換え出来ないので注意して下さい。
GOバスは現在全部で３０路線・１５ターミナル、荷物置き場がある大型のバス又は一部の路線では２階建てのバスが運行しています。夏や秋などの繁忙期限定でナイアガラフォールズなどの観光地に臨時バスも運行しています。

【料金】

出典：GO Transit
TTCの一律料金とは異なり、出発駅から到着駅の距離で計算されます。
Goトランジットのホームページに料金検索ページがあるので、詳細はそちらを参考にして下さい。
料金検索の使い方は簡単で、出発駅と到着駅を選択して『Show cost of trip』のボタンを押すだけで出てきます。
基本的には通勤の足に利用されている事もあり、TTCの様な格安では無いものの利用しやすい料金設定になっています。またチケットは、チケットカウンターまたは券売機で購入が可能です。チケットカウンターでは行先を言うだけですし、券売機も行きたい目的駅の頭のアルファベットをタッチすると候補駅が表示されるので、希望の目的駅を選択するだけなので簡単です。
チケットの種類は通常のシングルライド（片道）の他にデイパス、クループパスがあります。
シングルライドは発行された時間から一番早い電車に乗る事を前提にされていて、券面におすすめの出発時間が記載されています。あくまでもおすすめ時間の為、その便に乗車しなければならない訳ではありません。チケットの有効は、発行時間から４時間となっているので、その間であれば好きな時間に乗車して頂いて構いません。
デイパスは指定した２駅の区間内が乗り放題になります。料金はシングルライドの２倍の料金になっている事がほとんどなので、単純往復プラスαどこかで途中下車をする方にはお得になりそうです。事前購入は出来ず、購入日のみの有効です。
クループパスは１デイパスのグループ版で、最大５名・最小２名のクループで利用出来ます。家族である必要はありませんがグループの内、最低１人以上が１８歳以上である必要があります。

【GOトレインの乗車方法】
TTCとは異なり改札口がありません。その為チケットは車内でたまに回ってくる検札以外で見せる所はありません。駅構内に行先を表示しているディスプレイが設置してあるので、行先の列車がどのプラットフォームに入って来るかを確認し乗車します。
出典：GO Transit
PREST（ICカード）を使用する場合はカードリーダーに乗車時にタップイン、下車時にタップオフを必ずしましょう。タップオフをし忘れると乗車した路線の終点までの料金が差し引かれますのでご注意下さい。

【GOバスの乗車方法】
GOバスもGOトレインと乗車方法はほとんど変わりません。ディスプレイで行先のバスがどの停留所から出るか確認し、前から乗車します。乗車の際に運転手にチケットを見せます。席は自由席なので好きな場所に座って大丈夫です。
PRESTの利用方法はGOトレインと同様、乗車時にタップイン・下車時にタップオフです。

出典：GO Transit