カナディアンロッキーの温泉

カナディアンロッキーのバンフホットスプリングス、ラジウムホットスプリングスは、年中無休で営業している温泉です。
ミエッテホットスプリングスは5月頭から10月の頭まで営業しています。
施設では日本の温泉のように、食事を楽しんだり、お土産品を買うことができます。
また、バンフホットスプリングス、ラジウムホットスプリングスではスパサービスもあり、トリートメントなどを受けることができます。
水着とタオルが必要ですが、どれもレンタルできますので、手ぶらでも大丈夫です。
また、どの施設でも車いすの利用が可能になっています。
カナダの温泉地は、夏が最も込み合う時期となり、初秋から冬はそれほど混雑していないのでお勧めです。
冬には雪化粧された山々を堪能しながら温泉に浸かれるため、とっても癒されるはずです。
また、夏には施設へ向かう道中で野生動物を見ることもできます。
さらに雨が降る午後には、山に霧がかかって普段とは一味も二味も違う景色を味わえます。
温泉施設を隅から隅まで楽しむためには、最大で半日ほどかかり、週末は非常に混雑します。
温泉の利用に必要な水着類やバスタオルはレンタル可能ですが、洗面道具は備え付けられていないので自前で用意しましょう。
また、ラジウムホットスプリングスとバンフホットスプリングスで行われるスパサービスは人気なので、事前に予約するのがおすすめです。

交通アクセス

バンフホットスプリングスは街の中心の南に位置し、マウンテンアベニューを登り切ったところにあるバンフ国立公園の中にあります。
公共交通機関、タクシーなどで向かえます。
ミエッテホットスプリングスはジャスパー国立公園にあり、ジャスパーの街から東に向け車で1時間ほどでつきます。
ラジウムホットスプリングスはクートニー国立公園にあり、バンフからだと車で2時間ほど、カルガリーからだと車で3時間ほどかかります。
カナディアンロッキーのふもとにある施設では、湧き出る天然温泉を用いた温泉施設、プールなどで心からリラックスできます。
バンフホットスプリングスからはランドル山が見え、ラジウムホットスプリングスではカナディアンロッキー山脈群の険しい岸壁に囲まれた中で温泉に浸かることができ、日本では決して見られない光景を目の当たりにできます。
ミエッテホットスプリングスでは天然水で温度を40度ほどに調節された温泉を楽しめます。
暖かい温泉プールでは、大人が楽しめる深めなもの、子供と楽しめる浅めのものの二つがあります。
プールの周辺にはゆったりとくつろげるラウンジチェアもあります。

季節、天候

アルバータ州の夏は、5月の中頃から始まり、9月の中旬まで続きます。
カラッと乾燥して気温も高く、晴天の日が続きます。
秋はそのあと、9月中旬ごろから11月初旬で、カナディアンロッキーの山々がきれいに紅葉します。

山脈は市街地、草原部と比べると年間を通して安定せず、とても不安定です。
ただ、年間を通して夜間は急激に冷え込むため、訪れる際には十分に準備しておきましょう。
そして、11月初旬から冬を迎え、3月下旬まで続きます。
雪が降り積もり、スキーやスノーボード、スノーモービルといったスポーツのシーズンが始まります。
ちなみに、ラジウムホットスプリングスの夏は暑い日は少なく、涼しい日が多くなります。
その分、冬はとても長く、長期間積雪します。
ラジウムホットスプリングス、バンフ、ジャスパーを訪れる際には、現地の気象情報を見てから向かいましょう。

見どころ

バンフホットスプリングス、ラジウムホットスプリングスなどの温泉は、旅の締めくくりに最も適しています。
マッサージ、リフレクソロジーでスポーツの疲れを癒し、気分も新たにしてから普段の生活に戻ることができます。
ジャスパーからミエッテホットスプリングスへ向かう道中ではシカやエルク、オオツノヒツジといったカナダの野生動物を見られる絶好のチャンスとなります。
山、氷河、滝、渓谷といった大自然の中で過ごした時間は、ほかの何物にも代えがたい、最高の旅になるはずです。
特にラジウムホットスプリングスの村にはオオツノヒツジの大群があり、春に活発に動く羊たちに遭遇できるかもしれません。
バンフ国立公園の温泉は、カナダ国内の公園制度に多大な貢献をしました。
一度バンフに行けば、なぜ、どのように貢献したかを十分に知れるはずです。