【文化的ルール】
 
・食事のルール
海外のルールではメジャーな「音を立てて食べる」はカナダでももれなくNGとされています。スープやパスタなどを食べる際には音が立たないように注意してください。また、「食事中に肘をついて食べる」これは日本でも同じくNGだと思いますが、カナダでも非常に下品だと思われますのでやめましょう。併せて食事の時に限らず、思わずくしゃみやげっぷが出てしまった場合は失礼に当たりますので必ず「Excuse me」と言うのがマナーです。思わず出てしまった場合は、出来るだけ直ぐに言いましょう。
・日常生活のルール
日本人は時間に厳しい人種なので、待ち合わせ時間の5分や10分前に来ることが礼儀とされていますが、カナダでこれはマナー違反。
カナダでは時間よりも早く行く事が「相手に気を使わせる行為」と思われてしまいます。時間通りに行くように心がけましょう。
カナダはレディーファースト・お年寄りにやさしい国です。ドアを開けて先に通してくれたり、席を譲ってくれたりと助け合いながら暮らしています。カナダに行く際は紳士的な対応をお忘れなく！また、何かしてもらったら必ず「Thank you」と一言いましょう。

【アルコール】
カナダはお酒に対してかなり厳しい国で日本とは違う点・守るべきルールが多くあります。
まずカナダは日本と違い州ごとに法律が違う為、お酒が販売できる場所や飲酒が出来る年齢が異なります。
お酒の販売はケベック州以外の州の場合、州の販売ライセンスを持った「リカーショップ・リカーストア」に限定されていて、スーパーやコンビニでは購入が出来ません。営業時間も24時間営業している所はまずありません。ケベック州のみお酒に対する考え方が緩く、リカーショップ・リカーストアに加えてスーパーやコンビニでも購入が可能です。
また公園や路上のような屋外での飲酒は禁止されています。お花見やBBQにお祭り等日本では当たり前の様にお酒が振舞われるようなシーンでも、カナダで同じ事をして警察官に見つかると罰金刑が課せられ、最悪の場合手錠をかけられて留置所に行くことになります。さらにドライブ中は、車内に開封したアルコールを置くだけでも同じように罰せられますのでアルコールを購入した際にはトランクに入れるように注意してください。
飲酒可能なのは、家の敷地内（プライベートスペース）、お酒の販売のライセンスのあるレストランやバー、ポップアップストア（一時的なレストランやバーブースなどの仮店舗）に限られます。ちなみに、カナダでは、飲酒は、アルバータ州、ケベック州、マニトバ州では「18才」から、 その他の州では「19才」からです。
日本人は若く見られるため、お酒の購入時やクラブに入店時など、年齢を証明できるパスポートなどのIDが必要となる場合が多いのでお酒を購入する際やクラブに行く際はIDを持っていきましょう。

【喫煙】
カナダでの喫煙は基本的に公共の屋内（建物の中）は一部の喫煙場所を除いて禁煙となっていて、違反者は罰金刑が課せられます。また公共の屋外だけではなく子供が乗車している車の車内も禁煙ですし、州によっては屋外であっても建物出入り口や窓の何メートル以内は禁煙、レストラン・カフェ・バー等の屋外パティオも禁煙といった条例がある都市がありますので注意が必要です。喫煙できる年齢も飲酒と同じでアルバータ州、マニトバ州、ケベック州、サスカチュワン州、ユーコン州、ノースウエスト準州は18才から、 その他の州で19才からです。たばこはコンビニやガソリンスタンド等で販売していますが、価格が高い。1箱＄10から＄15もします。しかも日本の物に比べるとかなりまずいようです。カナダに長期で滞在の予定があるならば、この機会にたばこをやめてみるのもいいかもしれません。