カナダ基本情報(概要・時差・電圧・祝日)
- 2017/6/10
- 基本情報
【概要】
今から約2万年前、アジア系の先住民インディアン(モンゴロイド)がシベリアと陸続きになっていたベーリング海峡を渡り、北米大陸に上陸し定住した事から始まります。15世紀頃になると数々のヨーロッパの探検家が北米大陸に上陸、フランス人探検家が「ケベック州のガスペ半島」を発見した事を皮切りに植民地化され、16世紀にもなると植民地化された「ケベック・シティ」は毛皮貿易で発展を遂げていきます。そんななか、17世紀後半からイギリスの侵入が始まります。半世紀にも渡るイギリスとフランスとの衝突は1759年の「アブラハム平原の戦い」で幕を下ろします。フランス軍は大敗、こうしてカナダはイギリスの植民地となったのです。
1793年にはコットランド生まれのカナダの探検家 「アレグサンダー・マッケンジー」が「カナディアン・ロッキー」を越えて大陸横断に成功します。今までカナダ東部のみだった植民地はカナダ西部にも拡大し、ほぼ全域がイギリスの植民地となりました。
1864年、シャーロットタウンのプロビンス・ハウスで最初の会議が開催されました。そして1867年、「英領北アメリカ法」を制定し、オンタリオ、ケベック、ノバ・スコシア、ニューブラウンズウィックの4州で「自治領カナダ政府」を成立し、「カナダ連邦」が誕生しました。
正式名称:カナダ (Canada)
首都:オタワ(Ottawa)、オンタリオ州
人口:約3,616万人(2016年4月カナダ統計局推計、日本の約4分の1)
面積:約997万km²(日本の面積の約27倍)
人種・民族:イギリス系、フランス系、その他
宗教:キリスト教(カトリック)、その他
公用語:英語、フランス語
【電圧】
電圧 110~120ボルト/周波数 60ヘルツ
プラグ形状 :プラグA(日本と同じ形状)
出典:All About
日本の電圧は100Vで周波数は東日本が50Hz・西日本60Hzで東西両方使えるように電化製品は作られています。カナダは日本と10V~20Vしか電圧に差が無く・周波数も同じ・プラグも同じタイプなので「変換プラグ」を使う必要もなく、そのままでも短時間であれば使用できますが、基本的にそのまま使用して壊れた際の電化製品は保障対象外になりますし、コンセント自体を壊したり、最悪発火の恐れもありますので正しい使用方法で利用するのが一番だと思います。全世界で使える100V~240V使用の物を使うか、「変圧器」を持参する事をおすすめします。パソコンやスマホ・デジカメなどの電子機器は、ACアダプターを介して充電するのであれば、アダプター自体が全世界対応になっている事が多いので確認してみてください。カナダは3Pコンセントと呼ばれる三極式で、かまぼこ型の差込口がもうひとつありますが、これはアース用で大きな家電製品のみで利用されるものなので気にしなくて構いません。また、コンセントは左右非対称で片方が少し長めに作られています。同じタイプのコンセントでも日本のプラグは差し込む板が左右対象なのでカナダでそのまま使えますが、カナダのプラグは左右非対称の為、左右対称のコンセントである日本では使えないというわけです。ちなみに、「変換プラグ」はプラグの形状を変えるもので変圧機能はありません。「変圧器」は変圧を変えるものでプラグの形状を変えてはくれません。二つは別物です。もし日本とプラグの形状と電圧両方違う国に行く場合は両方もっていくか、変換プラグと電圧が全世界対応の製品をもっていかなければなりません。分からない場合は電気屋さんで確認してから購入しましょう。
【時差】
最大-17時間 日本が正午の場合、カナダは前日の午後7時。西から東へ6つの標準時間帯あります。
カナダには夏時間(サマータイム)があります。
期間は、3月の第2日曜日午前2:00~11月第1日曜日午前2:00。3月の第2日曜日午前2時に時計の針を 1時間進め、11月の第1日曜日午前2時に時計の針を 1時間戻します。
エリア | 日本との時差 (標準時間) |
日本との時差 (夏時間) |
太平洋標準時・Pacific Time (PT) 主な都市:バンクーバー ビクトリア |
-17時間 | ‐16時間 |
山岳標準時・Mountain Time (MT) 主な都市:カルガリー バンフ イエローナイフ |
-16時間 | ‐15時間 |
中央標準時・Central Time (CT) 主な都市:ウィニペグ サスカトゥーン レジャイナ |
-15時間 | ‐14時間 |
東部標準時・Eastern Time (ET): 主な都市:トロント オタワ モントリオール |
-14時間 | ‐13時間 |
大西洋標準時・Atlantic Time (AT): 主な都市:ハリファックス シャーロットタウン |
-13時間 | ‐12時間 |
ニューファンドランド標準時・Newfoundland Time (NT): 主な都市:セントジョーンズ |
‐12時間半 | ‐11時間半 |
※サスカトゥーン レジャイナは夏時間無し
【カナダ州・準州区分と州都】
10個の州と3個の準州がに分かれています。
州・準州 | 州都 |
ブリティッシュコロンビア州(British Columbia) | ビクトリア(Victoria) |
アルバータ州(Alberta) | エドモントン(Edmonton) |
サスカチュワン州(Saskatchewan) | レジャイナ(Regina) |
マニトバ州(Manitoba) | ウィニペグ(Winnipeg) |
オンタリオ州(Ontario) | トロント(Toronto) |
ケベック州(Quebec) | ケベックシティ(Quebec City) |
ニューブランズウィック州(New Brunswick) | フレデリクトン(Fredericton) |
ノバスコシア州(Nova Scotia) | ハリファックス(Halifax) |
ニューファンドランド・ラブラドール州(Newfoundland and Labrador) | セントジョンズ(St.John’s) |
プリンスエドワードアイランド州(Prince Edward Island) | シャーロットタウン(Charlottetown) |
ユーコン準州(Yukon Territory) | ホワイトホース(Whitehorse) |
ノースウェスト準州(Northwest Territories) | イエローナイフ(Yellowknife) |
ヌナブト準州(Nunavut) | イカルイト(Iqaluit) |
【祝日】
カナダの祝日(2017年版) | |||
祝祭日 | 2017年日付 | 変動制の場合下記に表記 | 対象 |
New Year’s Day | 1月1日 | カナダ全土共通 | |
Family Day | 2月13日 | 2月の第2月曜日 | ブリティッシュコロンビア州のみ |
Family Day | 2月20日 | 2月の第3月曜日 | アルバータ州・オンタリオ州・サスカチェワンのみ |
Louis Riel Day | 2月20日 | 2月の第3月曜日 | マニトバ州のみ |
Good Friday | 4月14日 | 復活祭の直前の金曜日 | カナダ全土共通 |
Easter Monday | 4月17日 | 復活祭の翌日 | カナダ全土共通 |
Victoria Day | 5月22日 | 5月25日直前の月曜日 | カナダ全土共通 |
St. Jean Baptiste Day | 6月24日 | ケベック州のみ | |
Canada Day | 7月1日 | 日曜日の場合のみ7月2日 | カナダ全土共通 |
Nunavut Day | 7月9日 | ヌナブト準州のみ | |
Civic Holiday | 8月7日 | 8月の第1月曜日 | オンタリオ州・サスカチェワン州・マニトバ州・ノースウエスト準州のみ |
Heritage Day | 8月7日 | 8月の第1月曜日 | アルバータ州 |
British Columbia Day | 8月7日 | 8月の第1月曜日 | ブリティッシュコロンビア州のみ |
Nouveau Brunswick Day | 8月7日 | 8月の第1月曜日 | ニューブランズウィック州のみ |
Natal Day | 8月7日 | 8月の第1月曜日 | ノバスコシア州(ハリファックスは変動で7月か8月)・ プリンスエドワード島州のみ |
Discover DAY | 8月21日 | 8月の第3月曜日 | ユーコン州のみ |
Labour Day | 9月4日 | 9月の第1月曜日 | カナダ全土共通 |
Thanksgiving Day | 10月9日 | 10月の第2月曜日 | カナダ全土共通 |
Remembarance Day | 11月11日 | カナダ全土共通 | |
Christmas Day | 12月25日 | カナダ全土共通 | |
Boxing Day | 12月26日 | カナダ全土共通 |
上記以外に、ニューファンドランド&ラブラドール州は以下の祝祭日の直近の月曜日が祝日になります。
・セント・パトリックス・デー-3月17日
・セント・ジョージズ・デー-4月23日
・ディスカバー・デー-6月24日
・メモリアル・デー-7月1日
・オレンジメンズ・デー-7月12日