海外で現金をたくさん持ち歩くのは危険だし、不安でもあります。現地での生活費は、T/Cや銀行口座を利用するなどとして、現金で持って行く分は、数日分の滞在費と食事代くらいにしておくことをおすすめします。
現地に到着したら早めに最寄りの銀行で口座を開くと良いでしょう。買い物の際に銀行のキャッシュカードで、すぐにお金をおろすことができますし、仕事をした際の給料の入金などの際に、現地口座がないと面倒がかかります。ここでは、現地口座を開く方法についてみていきます。
■ 現地で口座を開く
口座を作る際、カナダの有名な都市銀行が自分の生活圏内の便利な場所に、支店やATMがある銀行かどうかを確認してください。
日本へ帰国の際、再びカナダへ渡航する予定がなければ、利用しない預金口座は必ず解約して帰国しましょう。
■ 日本から海外へ送金する
国為替の窓口にある銀行に行き、指定の「送金依頼書」に送金先の銀行名、口座番号、受取人の住所、氏名、送金金額、それと送金人の住所、氏名などを記入します。送金手続きをする際は、身分証明書の提示が必要です。別途に現地銀行の受け取り手数料が必要な場合もあります。
■ 日本の銀行の口座から引き出す
・日本の銀行口座から現地通貨が引き出せる
日本の銀行口座に入っているお金をそのまま海外のATMで、現地の通貨で下ろせるというサービスがあります。いくつかの銀行が行っているもので、現地支店、あるいは世界各国にネットワークをもつ提携金融機関のATMから引き出せます。
みずほ銀行、新生銀行、三井住友銀行などで発行している国際キャッシュカードは、日本円で入金しておき、現地で現地通貨を引き出すことができます。ただ、1回ごとの手数料が割高なので、引き出す回数が多い場合はあまり経済的ではありません。
現地で働く予定の人は、振込みで給料をもらうので現地の口座を開設することをおすすめします。旅行中も多額の現金を持ち歩くのは危険なので少しずつキャッシュカードで引き出すか、日本のデビットカードのようなキャッシュカードで。日本から資金を持って行くなら、やはりトラベラーズチェックが安心だと思います。
・カナダ・ドルのT/Cを作る
カナダ・ドルのトラベラーズチェック(T/C)は、日本国内の銀行、空港内の銀行店舗、郵便局、外貨両替ショップ、旅行会社などで購入できます。
首都圏のおもな取り扱い金融機関
■ 三菱東京UFJ銀行
ウェブサイトの「海外関連サービス」内「外貨両替専門コーナー」の”店舗・取扱通貨一覧表”のページで案内
■ 三井住友銀行
ウェブサイトの「すべての商品・サービス一覧」内の外貨両替コーナーのページで案内
■ みずほ銀行
ウェブサイトのトップ画面に表示される「ATM・店舗検索」から、外貨とT/C を扱っている最寄りの支店を検索しよう。
■ ゆうちょ銀行
ウェブサイトの「海外関連サービス」内の”外貨両替・トラベラーズチェック”のページで案内