バンクーバー交通(トランスリンク以外)

バンクーバー市内を運行している公共の交通機関は、
バス(Bus)・シーバス(SeaBus)・スカイトレイン(Skytrain)」の全部で3種類。
これら全てを「トランスリンク(TransLink)社」が運営している為、「コンパスチケット/コンパスカード(compass ticket/compass card)」と言う共通の乗車券やカードで”乗り降り自由”になっています。この他に、バスの車内で現金で支払うと発券される「トランスファーカード(Transfer card)」と言う旧式の乗車券がありますが、これは”バスのみ乗り降り自由’’となり、シーバスやスカイトレインの自動改札は通る事が出来ないので注意が必要です。
また、公共の交通機関以外にも観光客向けにフォールス・クリークの入江の要所を結んでいる可愛らしい「ミニフェリー」、ガスタウン、グランビル・アイランドやスタンレー・パークなどの主要観光名所を巡回する「トロリーバス」、日本語を含む多国語のナレーションを聞きながら、2階建てのダブルデッカーや目立ち度抜群のオープントップバスを利用して観光するバス・「Hop-On,Hop-Offバス(旧ビッグバス)」も運行しています。そして、もちろん「タクシー」も走っています。
トランスリンクの詳細は別の記事でご案内していますので、ここではトランスリンク以外の交通について紹介していきたいと思います。


ミニフェリーでの移動

Translink以外の交通機関として、フォールス・クリーク周辺を運行しているミニフェリーがあります。「アクアバス」と「フォールス・クリーク・フェリー」の2種類で、どちらも発着場はほぼ一緒ですが、料金やコースが微妙に異なります。どちらも民間企業の為コンパスカードは使えません。バンクーバー市内の中心部にある、フォールス・クリーク内のスポットを結んでいます。バンクーバーへ観光に着たら一度は乗りたい船として観光客から人気となっています。ダウンタウンから、グランビルアイランド(Granville Island)に行くのにオススメ。料金は3カナダドルから6カナダドルほどになります。支払いは基本的にフェリーで現金払いですが、乗車場所によってはクレジットカードや現地のデビットカードが利用できる所もあるようなので乗車前にご確認ください。


出典: Vancouver Airport 
タクシーでの移動  
バンクーバーは公共の交通機関が充実していて格安の為、たくさんの荷物があったり、早朝や深夜などで交通機関が動いていない場合以外は使う事が少ないタクシー。それでも使い方を知っていればいざという時に役に立つかもしれません。
車体は黄色やオレンジのものが多く、バンクーバー国際空港からバンクーバー・リッチモンドへはゾーン毎の定額制、それ以外はメーター制になります(各方面からバンクーバー国際空港もメーター制)。
空港から各方面行の料金は下記の通りです。ダウンタウンへは$31か$35になります。
出典: Vancouver Airport
メーター制の初乗り料金は会社により $3 ~ $3.5 、1km 毎に $1.8 ~ $1.9 が加算されます。料金の支払いの際、定額制・メーター制共に、チップ(10%~15%)が必要です。屋根の上のランプが点灯しているのが空車、ライトが消えていたら乗車中のサインになります。タクシーを利用する場合は手をあげて流しのタクシーを捕まえるか、主要なホテル・ショッピングセンター・駅周辺で待機しているタクシーに声をかけると良いでしょう。電話やWebサイトから予約も可能です。日本のタクシーの様に自動ドアではありませんので、自分で開け閉めするのを忘れずに!!
出典:http://vancouvertrolley.com

トロリーバスを使う
サンフランシスコ・スタイルの「トロリーバス(Trolley Bus)」でバンクーバーの人気のスポットを回ります。停留所は全部で33か所。
カナダプレイスからスタートして、主要ホテルやスタンレーパークの外周路やイングリッシュベイ、グランビルアイランド、ギャスタウンなどをぐるっと回って最終的にカナダプレイスに戻ってきます。公共の交通機関のトランスリンクもスタンレーパーク内()はカバーしていません。外周路だけでも11kmに及ぶ巨大な公園内を回って、さらに人気の観光名所も回ってくれるのは観光客にとってとても便利ではないでしょうか。一周約2時間10分、英語案内のみで日本語案内はありません。朝は9時から45分毎に1便・最終便は15時の1日9便が運行しています。料金は1日券大人(19から64歳)$45、シニアとユース(13から18と65以上)$42、子供(4から12)$28です。一日券の他にも2日券、一日券+観光地の入場券や一日券+観光ツアーなど他にもいろいろなセット券も販売しています。購入は乗車時に乗務員に言うか、オンライン・現地旅行代理店等でも取り扱いしています。
スタンレーパーク内は夏季限定でトロリーバスとは別に”スタンレーパークシャトル(Stanley Park Shuttle)も運行しています。一周45分・大人$10、子供$5 11時から18時まで月により60分または30分間隔で運行しています。

出典:JAPANADA Enterprises Inc.
Hop-On,Hop-Offバス(旧ビッグバス)を使う
2階建てのダブルデッカーや目立ち度抜群のオープントップバスを利用してバンクーバーの市内を廻ります。主要観光スポットを廻る、オプショナルで観光ツアーもあるというのは「トロリーバス」と同じですが、2階建てのダブルデッカーやオープントップバスからのみる景色は格別で、また違った楽しみ方が出来ると思います。
停留所は全部で23か所。ギャスタウンからスタートしてスタンレーパークの外周を含む、主要観光スポットを廻りギャスタウンに戻って来ます。1周約2時間。朝は8時台から一部停留所を停まり、ギャスタウン発は9時55分から14時55分までの間、1時間毎で運行し、日本語を含む多言語音声ナレーションに対応しています。料金はトロリーバスと同じですが、1つだけ違うのは、1日券ではなく24時間券と言う所です。その日のみではなく24時間なので、13時から使っても翌日の12時59分までは有効と言う事になります。購入は乗車時に乗務員に言うか、電話・オンライン・現地旅行代理店等でも取り扱いしています。


トランスリンクについてはこちらをご覧ください。

>>バンクーバー交通(トランスリンク編)

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