【みきさん】ワーホリを決意するも色んな壁にぶち当たる現状と何から始める?(第2話)
- 2017/10/20
- ワーキングホリデー
みきさん
有名企業で7年勤務後に、カナダにワーキングホリデーを経験。実際に、ワーキングホリデー中にカナダの飲食店でアルバイトをする。見た目は若く、持ち前の明るさから、同僚から慕われている。
これからの人生、人それぞれなんだからとは言うものの、すでにアラサーの私。海外にワーキングホリデーをしてみたいって話したら、上司や親、周りの友人からは仕事はどうするの?今まで積み上げてきたキャリアは?って言われたわ。確かにそうなんだけど。
ワーホリについてネットで調べてみているうちに、実際にワーキングホリデー経験者の話を聞いたり、相談をしてみたいと思って、何社か留学エージェントに相談に行ってみたわ。
そこで学んだことは、実際に現地で働くといっても学校や旅行に行きたいなら、その費用をあてにしないよう予算150万円ほどが必要だということ。学校や住まいは重要だから実際に自分の目で見て決めた方が良いと言う事が分かったわ。
まあ、確かに現地で直ぐに働き先が見つかるとも分からないし、日本で英語の勉強している時間も無いから学校にも行きたい。旅行だって色々な所に行ってみたいし、そりゃお金かかるはずよね。
住む所だって、渡航前に語学学校でホームステイ先を紹介してもらう事や自力でネットを使って探すことが出来るみたいだけど、一緒に住む人がどんな人かも分からずに契約するのはよくよく考えたら危険だもの。学校だって同じよね~。そこそこ社会人経験長いし、今更学生生活をするのも想像出来ないのに、合わない学校に何カ月も契約しちゃったらって思ったら、ゾッとする。
はじめは、ワーキングホリデービザさえ取得できれば、あとは自力で語学学校やアルバイト先を探してなんとか暮らしていこうと思っていたんだけれど、なんだかんだ現地サポートがある留学エージェントさんや海外の知り合いにサポートがあるほうが安心して暮らせそうだなぁ。色々話聞いてたら、学校や住む所の紹介や現地で働く時に必要なSINナンバーの取得や銀行開設なんかのサポートもしてくれる現地のエージェントなんかもありそうだし。
それにしても友達に先に話聞いておいてよかったな。留学エージェントによっては、必要ない高額な手数料を上乗せして来るところもあるらしいから、気を付けて!って。確かに、色々行った中でこのサポートでこの金額?って言う所たくさんあったし。要はエージェント使うなら日本でのサポートより現地でのサポートが重要って気が付いたわ。
いままで、新卒で入社した時には、仕事でバリバリとキャリアを積んでいこうって思ってきたけれど、入社した会社にいることが全てってわけではないし、色々な経験を積んでいくのが、会社に敷かれたレールのうえだけのものじゃないって思えてきたの。”女だから”っていう会社特有の価値観の縛りに嫌気がさしていたのもあったかもしれない。新しい人生のきっかけを得たいっていう気持ちがあっても、社会的に無難な今まで通りの生活をしていけば良いって、自分に言い聞かせて7年間働いてきた私。
大学卒業後に青年協力隊で活動して、他の国で生活した友人の話を聞きながら、「日本では当たり前だと思っていたことが当たり前じゃないって実体験で気づけたし、色々な国籍の人と交流する事ですごく成長できた気がするって」言ってる友達が、どこか以前とは違って見えて羨ましく思えたのを覚えてる。でもその時はどこか他人事っていう気がしていたの。
両親や周りの人達が心配してくれる気持ちもわかるから、若いうちに経験を積むのが良いのか、いわゆる安定した生活を守っていくのが良いのかどちらかが良いのかはわからないような気もして、悩んでたけど、行くにしても行かないにしても、とりあえずと思って申請しておいたワーキングホリデービザも無事取得できたし、
翌日、上司に退職の意思を伝え、3カ月後・・。
これからの人生を切り開いていくべく、私のカナダのワーキングホリデーが幕を開けたのです。