カナダの食べ物は、多くの賞を受賞している地ワインや、ハーブの香りが魅力的でかつ希少価値も高い、味わい豊かなラム肉など、サーモン、ロブスターなど自然の恵みがたくさん詰まっています。ご当地グルメとして伝統のケベック料理や、多文化ならではのエスニック料理なども人気があります。ここでは、地域ごとに、その土地ならではの食べ物を楽しむための豆知識を紹介いたします。
☞ ブリティッシュ・コロンビア州 -【西部】ビクトリア・バンクーバー etc…
• バンクーバーにあるグランビル・アイランド・パブリック・マーケットを散策するグルメ・ツアーでは、プロのシェフに料理の秘訣を教えてもらうことができます。
• サマーヒル・ピラミッド・ワイナリーでは、ピラミッドパワーはブドウにも効果的かなど、昔からの伝統的な技をどのように現在に合った形に応用していくかを知ることができます。テイスティングバーで、数々の賞を受賞したワインを試してみてください。
・バンクーバーは数多くの味覚が集結している街です。イエールタウンでは新鮮なボタンエビを街中のフードトラックで食べ、ガスタウンのディナーでは絶品の料理と今までに味わったことのないカクテルを味わいましょう。
・ オカナガン渓谷で行われているワインツアーでは、「北のナパ」をぜひ探してみてください。
☞ オンタリオ州 - 【東部】トロント etc…
・トロントではバラエティに富んだ食材を試してみてください。地元ならではの料理や食材を味わうならセント・ローレンス・マーケット、地元のシャルドネを堪能するならCNタワーの最上部、世界で最も高い場所にあると言われているワインセラーに足を運んでみてください。多様な側面を楽しむことができるのもこの街の魅力です。
・カナダで”かわいい”街と言えばナイアガラ・オン・ザ・レイク。立ち並ぶお店を眺めるだけでもきっと楽しい気分になるでしょう。1月にこの街で開かれるナイアガラ・アイスワイン・フェスティバルでは20のワイナリーが腕によりをかけたアイスワインをふるまいます。
・料理を勉強したい方は、ワイン・カントリー・クッキング・スクールがおすすめです。この料理スクールならではのソテーの仕方や、スパイスの使い方は必見です。その土地ならではの食材に、世界的にも知名度の高いナイアガラ・オン・ザ・レイクのワインと合わせる秘訣も知ることができます。6月ならイチゴとシャルドネがいいでしょう。8月はスパイスを効かせたポークにライムとヘーゼルナッツの香りが新しいゲヴェルツトラミネールを合わせた料理が一押しです。
・コルドン・ブルー料理学校はオタワでただ一つの料理学校です。古くから伝わる伝統のフランス料理のレシピを学ぶことができます。マスターシェフから野菜の切り方や薄切りの方法などの基本的な包丁の使い方や、ブイヨンスープの作り方を習得することができます。
【参考記事】:
・ナイアガラの最高級ワインを堪能するツアーに参加する
☞ ケベック州 - 【東部】ケベック・シティ etc…
・シュガーシャックと呼ばれる砂糖小屋では、メープルの樹液をことことと煮詰めて作られた金色が美しい甘い蜜の香りをかいでみるのがおすすめです。カナダのバック・ベーコン、メープルのチップで燻製したハム、ベークド・ビーンズと、この土地で作られた新鮮で甘いメープルシロップの組み合わせは絶品です。
・モントリオールから1時間ほどの距離にあるケベック州、イースタンタウンシップスでは、緑鮮やかな草が生い茂っている広場でピクニックを楽しんでのはいかがでしょうか。野生のベリーや地元のサイダー、アップルワインもぜひ食べてみてください。
・果実園が一体に広がる景色の中を車で走るのも爽快です。ドライブの途中でトゥルティエールと呼ばれるミートパイ、パテ、カスレーと呼ばれているシチューを味わったり、道沿いでケベックの職人さんに話を聞いてみたり。大自然の中での農業体験をしてみるのもいいでしょう。
• こじんまりとした温かみあるホテル、Hôtel-Musée Premières Nationsでは、先住民の文化と料理、両方を体験することができます。自家製の狩猟肉の燻製や古くから伝わる魚料理をぜひ堪能してみてください。ヒューロン・ワイアンドット族の伝統的な慣習、ラブラドール・ティーの儀式に参加すれば、より先住民たちの文化を理解することができるでしょう。
・ワイン、チーズ、ペストリーなどのケベックの料理を満喫するべく、石畳が美しい街を散策するのもおすすめです。
【参考記事】:
・【ケベック州】木々に囲まれながらメープルシュガーを堪能する
☞ ニュー・ブランズウィック州 - 【東部】フレデリクトン etc…
・大ベテランのロブスター漁師と一緒にシェディアック湾沖に繰り出し、ロブスターの捕まえ方や、とっておきのロブスター料理を教えてもらいましょう。Lobster Tales cruiseで、ジューシーなロブスターに舌鼓をうったあとには、素晴らしい景観のクルージングを満喫してみてはいかがでしょうか。
・Le Pays de la Sagouineではアカディア文化の代名詞、「joie de vivre(生きる喜び)」を満喫しましょう。フランス系カナダ人の作家アントニーヌ・マイエの世界観が忠実に再現されています。キッチンパーティーではロブスターや温かいシナモンペストリーを味わってください。アカディアンになったような気持ちで、陽気な音楽にのって朝までダンスを楽しみましょう。
・午後はシェフと一緒に庭を散策しながら、その日のディナーで調理するための食材を調達しにいきましょう。近くの海でとれた新鮮そのもののサーモンやロブスターもその日のディナーのメニューになるかもしれません。昼間は両氏の船に乗り込みファンディ湾に繰り出せば、海中散歩をすることもできます。Rossmont Inn では地元ならではの手作りアルチザンチーズを食べてみてください。チーズ好きにはたまらない一品でしょう。
【参考記事】:
・フレデリクトンの都市情報‐ニュー・ブランズウィック州
☞ プリンス・エドワード島 - 「赤毛のアン」物語の舞台
プリンス・エドワード島に行けば、とれたての新鮮なマルペック・オイスターを食べることができます。正しい殻の剥き方を教えてもらい、オイスターを存分に味わってください。アルチザン・ゴート・チーズとまるで蜂蜜かのように甘いナイアガラ産のアイスワインは相性抜群です。オナカガン渓谷ではワインの試飲をあちこちで楽しむことができます。ブドウ畑と湖の絶景を眺めながら、自分好みのワインを探して見すのはいかがでしょうか。
・PEIシェルフィッシュ・フェスティバルは3日間におよび実施されます。東海岸伝統のショーを楽しみながら、カキ、ムール貝、ロブスターなどその土地ならではの海の恵みを堪能してください。
・古くからずっと続いているSt. Ann’s Parishのディナーでは、地元の女性たちによるロブスター料理を食べることができます。ロブスターはサンゴのような鮮やかな色合いで、見ただけでもその新鮮さがわかるほどです。そのロブスターたちは、もしかしたら日中はまだ海底にいたかもしれないほど新鮮です。
天候と季節
・季節に関係なく、どこでもおいしい料理とそれらと相性抜群のワインを楽しむことができます。
・冬なら温かいチャウダースープに骨付き肉とグレービー・ソースをかけたプーティンがお勧めです。夏には味わい豊かなアスバータ牛のバーベキュー、夏の終わりには新鮮な果実を使ったベリーのカクテルを試してみてください。
・それぞれの季節に合った料理やお酒が主役のお祭りが実施されています。
・詳しくは現地の気象情報を確認してみてください。カナダの環境省が運営しているウェブサイトでは、このあたり一帯の気候も調べることができます。
旅行に最適な時期
・カナダの冬は街のあちこちでお祭りやグルメイベントが開かれています。リーズナブルに色々なメニューを試食したいなら、バンクーバーの「ダイン・アウト」、トロントの「ウィンターリシャス」が最適です。
・3月にはオンタリオ州やケベック州で甘い香りに包まれるメープルシロップ・フェスティバルが、5月には地元のビールやミツバチの花をテーマにしたイベントが行われます。
・夏には、カナダのあちこちでバーベキューが楽しまれています。海沿いではとれたての新鮮なロブスターを堪能で来たり、夏の太陽の日を浴びながら、ローズワインやアップルサイダーで爽快な気分を満喫することができます。
・フォール・フレイバー・フェスティバルや色々なシーフードのイベントが行われる秋は、オイスターとワインの相性抜群の組み合わせも味わうことができます。
耳寄り情報
・おいしい料理の食べ過ぎにはご注意ください。またなにが免税の対象になるのか、事前にチェックするようにしましょう。
・釣りをするときには、カナダの釣りに関する決まりを事前に調べるようにしましょう。
・カナダではチップを渡すのがルールです。レストランやホテルなどのサービスにより快適に過ごすことができたときには、金額の15%ほどをチップとして渡しましょう。
・「loonie」(ルーニー)というのはカナダのドルのことです。2ドル通貨は「toonie」(トゥーニー)と言われています。