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【最終話】帰国後、現在の就職まで

― カナダでの語学留学から帰国する。

　帰国後しばらくは、カナダの余韻に浸れた。先生の話や、身近な出来事を英語で紹介する授業は面白かった。帰国して、TOIECに挑戦するモチベーションがもてて、実際に受験した。点数はTOEIC700点。俺的に奮闘した結果だ。1か月の留学という経験ではあったけれど、積極的に人とコミュニケーションをとろうとして頑張った。普段、会話をしなくても分かり合える文化で暮らしているのだと認識できた。
　家に帰った後、家族に写真を見せながら、NBA観戦や、トロント観光の話をした。海外に留学に行けたのは、親の援助あってのことなのだと改めて感謝。とメープルシロップのお土産を渡した。繰り返しになるが、理系の俺的にTOEIC700点は頑張ったと思う。

― 半年後の就職活動にて

30社ほど受けて、2社から内定をもらった。選考でTOEIC700点という値が直接影響したのかはわからないが、面接のときに、「将来海外の下請けの会社と連絡を取り合える？」と聞かれたこともあった。理系で英語ができることはアドバンテージになるのかもしれない。エンジニアは現場によって仕事がハードなことがある職種とよく聞く。俺はこの業界で生きていくために、与えられた環境で努力をしていこうと思う。